通関・貿易関連用語集/た行
こちらは、通関業・港湾運送業に関連する用語集です。当社の事業内容や、よくあるご質問のページと併せてご活用ください。また、キーワードでサイト内検索を行うことができます。各ページの右上に検索窓を設けておりますので、こちらもぜひご利用ください。
他法令
他法令とは関税関係法令以外の法令のうち、輸出入に関しての規制を持つもののこと。輸出入申告の際、他法令の許可・承認を受けている旨を税関に対して証明しなくてはなりません。
仲介貿易
Intermediate Trade
日本の商社が外国間に立って仲介する貿易取引のこと。この際、日本商社は契約の当事者として貨物を輸出国から輸入国へ移動させ、その際に発生する差額を手数料として入手します。
通関
Customs Clearance
通関とは関税法に従い、貨物の輸出入について税関から許可を受けること。また、輸入される貨物が税関を通過するという意味でも使われるほか、貨物の輸出入の申告にはじまり、それぞれの許可にいたるまでの一連の税関手続きを指すこともあります。
通関業者
Customs Broker。Customs House Agent
通関業者とは、荷主の依頼を受け税関に対する通関手続きの代理・代行、または通関書類の作成をする業務に従事する者のこと。通関業務を行うにあたっては税関長の許可を受ける必要があります。
また、通関業者は営業ごとに通関士を配置、通関書類の内容を審査させるほか、記名押印させる義務を負っています。通関業者は一般に、海貨業、陸運業、倉庫業、港湾業などを兼業しているケースが大半です。
通関士
Registered Customs Specialist
通関業法に基づく「通関士試験(国家試験)」に合格した者のうち、税関長に届け出て、確認を受けて通関業者の通関業務に従事する者を、通関士といいます。
積み戻し
Re-ship
積み戻しとは外国から日本に到着した貨物を陸揚げしたのち、輸入手続きを行うことなく、外国貨物のまま保税地域から再び外国に向けて送り出すことをいいます。
デバンニング(デバン)
Devanning
コンテナから貨物を取り出すことをデバン、デバンニングといいます。反対語はバンニング。
特恵関税
開発途上国の原産品の輸入に際して、関税を軽減または免除することで輸入を促進させ、開発発展途上国の貿易収支を改善しようという制度、それが特恵関税です。特恵税率およびその対象となる物品については、関税暫定措置法第8条の2第1項に規定されています。
なお、特恵関税の適用を受けるには、輸入申告などの場合、税関長に原産地証明書を提出する必要があります。
特恵税率
Preferential Duty
特恵税率とは、開発途上国からの輸入品に対して適用される税率のこと。先進国からの輸出品に対する税率よりも低い税率、もしくは無税で、発展途上国のうち特恵関税を与えることが適当である国について適用されています。
ドライ・コンテナ
Dry Containers
ドライ・コンテナとは、一般雑貨を輸送するための密閉型コンテナのこと。冷凍・液体など特殊貨物以外に利用されます。
トラッケージ
トラックで輸送することをトラッケージといいます。
ドレージ
Dray
ドレー。コンテナを引っ張って移動させることを総称してドレージといいます。