通関・貿易関連用語集/S〜Z
こちらは、通関業・港湾運送業に関連する用語集です。当社の事業内容や、よくあるご質問のページと併せてご活用ください。また、キーワードでサイト内検索を行うことができます。各ページの右上に検索窓を設けておりますので、こちらもぜひご利用ください。
S/A(SHIPPING ADVICE)
シッピングアドバイス。船積案内書のことです。貨物の船積みが完了した時点で、輸出者が輸入者に対して発行します。S/Aには注文番号、品名、数量、金額など船積みの明細が記されています。ちなみに最近はメールで作成する場合もあります。
S/I
船積依頼書のことです。
SEA-NACCS
当初、航空貨物を対象にスタートしたNACCSの海上貨物版です。1991年から税関、通関業者、銀行の三者でスタートし、1999年から船舶会社、海貨業者、保税地域(CYオペレーター)も加わりました。NACCSもご参照ください。
SHIPPER
荷送人のこと。運送人と運送契約を結ぶ当事者、もしくは運送状に記載されている貨物の仕出人を指します。
SHIPPING MARK
荷印のこと。荷主や荷受人を表す略語や貨物の番号、原産地などの情報が梱包や容器に表記されています。
THC(TERMINAL HANDLING CHARGE)
コンテナ取り扱い料金のこと。コンテナターミナル内で発生するコンテナの取り扱い費用の一部を、船舶会社が荷主に課金する料金のことです。THCは積港と揚港の両方で発生します。
THROUGH B/L
通し船荷証券のことです。依頼のあった運送の一部を下請け運送人に履行させる場合に発行されるB/Lを、THROUGH B/Lといいます。
WAYBILL
貨物運送状のこと。通常「船荷証券」といわれるB/Lとは違い、WAYBILLは単に運送状としての役割しか持ち合わせていません。そのため、これを提示することなく船舶会社から貨物の引き渡しを受けることができます。B/Lが発行されている場合、「輸送中に紛失した」「輸入者への到着遅延などにより貨物が到着しているのに、貨物を引き取ることができない」など、何かとトラブルが発生することがあります。この際、B/Lなしで船舶会社から貨物を受け取ろうとすると、銀行保証状を入手する必要があるなど手間がかかることに。その点、WAYBILLは貨物が到着次第、荷受人がWAYBILLを提示することなく、貨物を引き取ることができるのが特長です。
YAS(YEN APPRECIATION SURCHARGE)
円高損失補填料金。アジア関係同盟・協定がCAFに替えて導入した料金です。急激な円高による損失を補填する割増料金ともいえます。指定された期間において、平均為替相場が1ドル120円を超え円高になった場合に課金されることになっています。