通関部門– Customs Clearance –

当社通関部門は、輸出入貨物の通関手続きと、それに付随する検疫業務を一貫して行っています。
2019年、税関長よりAEO制度における「認定通関業者」の認定を受け、
セキュリティ管理とコンプライアンス体制に優れた信頼の輸出入通関サービスを提供しています。
ベテランスタッフによる税関への問い合わせ、関係官庁への申請・相談など、お客様の状況に応じた最適な手続きをサポート。
迅速かつ高品質なサービスを提供いたします。

神戸税関の外観
飛行機

通関業・通関業務とは

通関業とはお客様からのご依頼により、外国貿易における税関での諸手続きの代理・代行を行う業務です。
国際化社会の物流においては、欠かすことのできない重要な業務といえます。
また、関税政策は社会情勢によって目まぐるしく変化しています。輸出入貨物はますます増加の一途をたどり、加えて輸出入形態も複雑化しています。そのため、通関に携わる者には関税政策に伴う法律・規則などの改正に俊敏に対応する、高い専門性が求められます。

業務紹介

地球儀と世界地図

豊富な経験と最新システムで
安心・迅速な対応

お客様のご依頼に応じて、多岐にわたる輸入貨物の通関業務をご相談から手配までサポートいたします。輸出入貨物に関する法令や関連官庁への対応にも精通しており、複雑な案件にも豊富な経験で対応できる体制を整えています。
バイナル社開発のシステム「TOSS-CUSTOM/D」と通関NACCSの連携により、迅速で円滑な通関サービスを提供いたします。

法令申請をする人の手元

通関+他法令対応の
ワンストップサービス

輸出入通関における他法令(関税以外の法令)に関する申告業務にも対応しており、貨物に応じた適切な手続きをワンストップでご提供しています。
食品、化学品、動植物、医薬品など、各種貨物には関税法以外にも関連する法律や規制が数多く存在します。当社では、関係官庁(厚生労働省、農林水産省、経済産業省など)への申請・届出・許可取得等をお客様に代わって行い、スムーズな輸出入を実現します。

株式会社カンロジはAEO制度に
基づく認定通関業者です

平成31年3月18日付けにて、大阪税関長よりAEO制度に基づく「認定通関業者」としての認定を受けました。
認定取得により、貨物のセキュリティー管理とコンプライアンス体制に優れた通関業者として、輸出入通関の利便性が向上しております。

株式会社カンロジ通関業務の特長

通関業務の特長

株式会社カンロジでは、輸出入手続きの専門家として長年培ったノウハウを生かし、お客様の多種多様なご相談に即応、複雑な通関手続きを迅速に処理いたします。
また、当社では税関手続きをオンライン処理するNACCS(通関情報処理システム)を導入しております。これにより、当社独自の社内システムとの連携で、正確かつ円滑な輸出入通関を実現。通関業のスペシャリスト・通関士も多数在籍しており、お客様に高品質な物流サービスをご提供すべく、日々努力を重ねております。
輸送手段をはじめ、輸出船積み手続きに関する事項や輸出先の諸事情など、何かご不明な点がございましたら、当社までお気軽にお問い合わせください。

輸出入通関の流れ

国際化社会においては多種多様な物が海外から日本へ、また日本から海外へ行き交っています。
輸出入貨物の税関への正しい申告や検査など、多岐にわたる通関業務のフローです。

輸出入通関の流れ
輸出入通関の流れ

財務省の認可法人である通関情報処理センター(NACCSセンター)が運営する通関情報処理システム。通関手続きを迅速に処理するために税関・銀行・税関業務に関連する会社(コンテナヤード、通関業者等)をオンラインで結び端末機からデータを入出力することで通関手続きなどを行います。

輸出の流れ

輸出における一連の流れの中でも、貨物を保税地域に搬入した後、税関に輸出申告を行って輸出許可を得たのち、船積みを行い、本船が出航するまでのフローをご確認いただけます。

輸入の流れ

輸入貨物は税関に申告し、許可を得なくては日本国内で流通することはできません。保税地域に搬入された輸入貨物がその後、どのような工程を経て輸入者に引き取られていくのかをご紹介しております。

輸出入手続きの流れ

輸出入手続きに関する一連の流れについてご紹介いたします。
輸出・輸入いずれの場合も、必要書類の準備やしかるべき機関への手続き・申告とその業務内容は多岐にわたります。

輸出手続きの流れ

輸出申告については、通常、輸出者から依頼を受けた通関業者(海貨業者)がすべての業務を執り行います。輸出対象貨物を保税地域に搬入後、輸出申告を履行、許可を受けてから国外に向け輸出します。以下でその一連の流れをご確認ください。

売買契約を締結

売買契約を締結

輸出申請前の承諾・承認

輸出申請前の
承諾・承認

船積み予約

船積み予約

CIF契約

CIF契約

保税地域へ搬入

保税地域へ搬入

海貨業者による各種手続き

海貨業者による
各種手続き

CYなどへ搬送

CYなどへ搬送

船積み

船積み

インボイスなど各書類を送付

インボイスなど
各書類を送付

信用状決済の場合

信用状決済の場合

信用状の条件に従って必要な船積み書類をそろえます。

取引銀行への買い取り依頼

取引銀行への
買い取り依頼

輸入手続きの流れ

輸入業務は「海外から輸入された貨物を受け取る業務」「保税地域内での業務」「税関へ輸入申告を行い、輸入通関許可を得る業務」「輸入許可を得た貨物を指定の場所へ届ける業務」に分けることができます。以下でその一連の流れをご確認ください。

必要書類をそろえる

必要書類をそろえる

輸入申告書を作成する

輸入申告書を
作成する

搬入確認を行う

搬入確認を行う

税関申告

税関申告

輸入許可

輸入許可

貨物引き取り

貨物引き取り

配送準備

配送準備

輸入できない物はありますか?

輸入できない物には以下のものがあります。
1)社会悪物品
  1.覚醒剤、大麻、麻薬類
  2.拳銃およびその部品
  3.通貨または証券の模造品、偽造品
  4.公安、風俗を害すべき書籍、図画等(わいせつ雑誌、ビデオ)
2)ブランド品の模造品、偽造品
3)ワシントン条約該当物品

ワインを輸入したいのですが、どうしたらいいですか?

通常の通関書類プラス必要事項は下記のとおりです。   
・ワインの製造元の名前と住所
・ワインの製造工程(手書きでも可)
・ワインの成分表
・輸入後のラベルサンプル
・酒類販売免許
・食品等輸入届出書

通関士はどういう業務を行うのですか?また、どうすればなれるのでしょうか?

通関士は輸出入通関のための申告書類の作成や手続きなどを行います。通関業法に基づく「通関士試験(国家試験)」に合格した者のうち、税関長に届け出て確認を受けた者が通関士になることができます。

輸入通関にはどれくらいの時間がかかりますか?

通関内容により様々です。暫8適用や他法令の許可・承認が必要なものについては、特に通関準備に時間を要しますので、早めに通関書類をご準備ください。